タブレットとは?ブレットPCとタブレット端末の違いについて解説

タブレット端末で楽しむカップル パソコン

外出先で空き時間に動画を見たり、調べものをしたりする時、持っていると便利なツールがタブレットです。現在、さまざまなメーカーから「タブレット」という名前のついた製品が販売されていますが、実は大きく2種類に分けられることをご存じでしょうか。

今回は、タブレットPCとタブレット端末の違いと、それぞれのメリットやおすすめの使い方をご紹介します。

タブレットとは

タブレットとは、本体と液晶画面が一体の薄い板状になっており、画面を直接タッチして操作する情報機器のことです。

専用のペンを使って文字や絵を画面上に描くことで、コンピューターにデータを入力します。

タブレットはスマートフォンよりは大きく、なおかつノートパソコンよりは小さいので、操作がしやすく軽量な点が人気の秘密。

機種によって多少異なりますが、サイズは5インチから11インチ程度、重さは200gから700g程度のものが主流です。

タブレットの大きな特徴は、スマートフォンと比べて画面サイズが大きいこと。画面をタッチする操作も簡単にできます。大きな画面で文字を大きくはっきり表示させることができ、画面内で入力できるキーボードやボタンも押しやすくなっています。

Wi-FiやLTE接続を使ってインターネットに接続できるため、1台持っていればお仕事で使いたい方はもちろんプライベートでも大活躍してくれるでしょう。

タブレットPCとタブレット端末の違い

一般的にはタブレットと呼ばれているものは、搭載されているOSによって「タブレットPC」と「タブレット端末」と大きく2つに分けることができます。

大きな違いは搭載されているOSですが、実際はあまり区別されずに販売されていることもあります。

タブレット端末

タブレットPCとは

タブレットPCは、Windows OSを採用したパソコンベースのつくりになっています。中でも2in1と呼ばれるタブレットPC には、画面の部分とキーボードの部分が分離できるデタッチャブルタイプと、キーボードを360度折り返せるコンバーチブルタイプの2種類があり、どちらも非常に便利です。

キーボードを分離できるデタッチャブルタイプは、キーボードを分離することでさらに持ち運びが楽になり、タッチパネルでの操作も簡単です。

キーボードを360度折り返せるコンバーチブルタイプは、キーボードを分離できない分デタッチャブルタイプより重量がありますが、スタンドモードやテントモードなどに変形させて使うことができます。

タブレットPCをインターネットに接続する時は、スマートフォンのテザリング、ポケットWi-Fi、あるいは公衆無線LAN(無料Wi-Fi)のどれかから選びます。

タブレット端末とは

一方、タブレット端末はiOSやAndroid OSを採用しています。スマートフォンに搭載されているOSということもあり、タブレット端末の操作性はパソコンよりもスマートフォンに近いといえます。画面が大きい分、指でタッチする・スライドする、といった動作はスマートフォンより操作しやすいでしょう。

インターネット接続はWi-Fiだけでなく、LTEにも対応しています。

PC感覚で使いたい人は、タブレットPCがおすすめ

パソコン感覚で使いたい人にはタブレットPCがおすすめです。タブレットPCは小型のノートパソコンだと思っていただければ良いでしょう。

普通のPCと同じ感覚で使える

Windows OSを採用しているため、タブレットPCの操作方法は基本的にWindows OSのパソコンと同じです。デスクトップの使い方やファイル管理も、普通のパソコンと同じように操作できます。仕事やプライベートでノートパソコンを使っている方なら、すぐにタブレットPCを使いこなせるようになるでしょう。

また、Windows OSのパソコンで動作するアプリケーションの多くが、タブレットPCで動作する点も、PC感覚で使えるポイントのひとつ。Microsoft社のOfficeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)だけでなく、Adobe社のPhotoshopやIllustratorなどの本格的な画像編集ソフトも使えます。

イラスト制作にも便利

さらに、ペンタブレットを使っているような感覚でイラスト制作ができるのも、タブレットPCの魅力の一つ。タブレットPCは筆圧を感知する専用のペンと、そのペンに対応したイラストソフトを組み合わせて使えば、わざわざペンタブレットを用意する必要がありません。プロのような本格的なイラストではなく、趣味で簡単なイラストを描きたい方なら十分使えるでしょう。

外出先での文書作成にも便利

タブレットPCにはキーボードが搭載されているので、外出先で文書作成が必要な場合も快適に使えます。外出先で、ブログの文章作成やちょっとしたお仕事をしたい時にもおすすめです。

タブレットPCは基本的にWi-Fiを使ってインターネットに接続するので、公衆無線LAN(無料Wi-Fi)が利用できれば、通信量を気にすることなくインターネットサーフィンが楽しめます。

タブレットPCでキーボードを打つ

スマホ感覚で使いたい人は、タブレット端末がおすすめ

タブレット端末はスマートフォン感覚で使いたい人におすすめです。タブレット端末はスマートフォンを大きくしたものと考えれば、わかりやすいでしょう。

タブレット端末はスマートフォンよりも画面が大きいので、「文字を読む」「動画や画像を観る」ことに向いています。

スマートフォンと同じ感覚で楽しめる

スマートフォン用に配信されているのと同じアプリが使えるのは、タブレット端末の大きなメリット。タブレット端末にインストールできるアプリは、iOSならApp Storeで入手できますし、Android OSならGoogle Playで入手できます。

ネットワーク対応のゲームやエンターテインメント性の高いアプリは、スマートフォンより大きな画面のタブレット端末で使うと、より面白さが味わえるかもしれません。

また、タブレット端末はWi-FiだけでなくLTEにも対応しているので、スマートフォンのように、ほとんどインターネットに常時接続できると思って良いでしょう。公衆無線LAN(無料Wi-Fi)が使える環境ならば、Wi-Fi回線に切り替えることで、回線容量を気にせずに済みます。

動画視聴や電子書籍の閲覧に便利

例えば、動画配信サービスを利用している方なら、スマートフォンの小さな画面よりタブレット端末の大きな画面で見た方が、クリアな画質で楽しめます。オフライン視聴に対応しているサービスの場合、あらかじめ動画をタブレット端末にダウンロードしておけば、インターネット回線がない環境でも動画の視聴が可能です。

また、電子書籍を閲覧する時にもタブレット端末がおすすめ。タブレット端末のディスプレイは、周囲の明るさに応じて明るさを適度に調整するようになっているので、明るい場所でも暗い場所でも気にすることなく読書が楽しめます。

おわりに

タブレットPCとタブレット端末、それぞれの特徴とおすすめの使い方についてご紹介しました。OSが違うことで、操作性、使えるソフトやアプリが異なりますが、どちらも便利に使えるツールであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

パソコンの選び方に関する情報をお届けしています。パソコンの選び方で迷っている方は参考にしてみてください。